【大麻の基本】大麻には依存性がある?アルコールやタバコと比べてどちらが依存性が高い?

大麻の基本
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大麻は依存性の高いものであるというイメージを持っている人は少なくありません。

実際、大麻には依存性があります。しかしその依存性は比較的低いもので、タバコやアルコールの方が依存性が高いということが証明されています

この記事では、大麻の依存性はどの程度のものなのか、タバコやアルコールと比較してどれほどの依存性があるのかという調査結果を紹介していきます。

大麻の依存性はアルコールやタバコ、ヘロインよりも低い

2007年に医学雑誌『ランセット』に掲載された調査では、20の薬物について、依存症の専門家によって点数がつけられました。

Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse

その結果は、

・タバコとコカインの依存スコアはほぼ同じ
・大麻の依存性はタバコやアルコールよりも低い

となっています。

下記が実際のスコア表です。真ん中の「Dependence」が依存性についての部分で、左から「平均」「快楽」「精神的依存」「身体的依存」となっています。

分かりやすいように主要なものをセレクトして表を作ったのでこちらもご参照ください。

薬物名 平均 快楽 精神的依存 身体的依存
ヘロイン 3.00 3.0 3.0 3.0
コカイン 2.39 3.0 2.8 1.3
アルコール 1.93 2.3 1.9 1.6
アンフェタミン 1.67 2.0 1.9 1.1
タバコ 2.21 2.3 2.6 1.8
大麻 1.51 1.9 1.7 0.8
LSD 1.23 2.2 1.1 0.3
エクスタシー 1.13 1.5 1.2 0.7

 

また、1999年に全米科学アカデミー医学研究所が行った調査では、タバコやアルコール、大麻を日常的に使用している人の割合と、依存症になる人の割合が示されました

Marijuana and Medicine: Assessing the Science Base

以下がその表です。

薬物名 使用したことがある人(%) 依存するようになった人(%)
タバコ 76 32
アルコール 92 15
大麻 46 9
コカイン 16 17
ヘロイン 2 23

この調査からも、大麻の依存性は比較的低いものであることがわかります

大麻・アルコールの離脱症状

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WHOは、薬物依存症についてのガイダンスを公表しています。

Clinical guidelines for withdrawal management and treatment of drug dependence in closed settings

このガイダンスに示されている「アルコール」「大麻」それぞれの離脱症状は、以下の通りです。

アルコール依存の離脱症状

アルコールの離脱症状は、アルコールを止めてから6~24時間以内に現れ、36~72時間後に最もひどく、2~10日間続きます

アルコール依存の離脱症状には、以下のようなものがあります。

・不安
・過剰な発汗
・手の震え
・脱水
・心拍数と血圧の上昇
・不眠症
・吐き気と嘔吐
・下痢

大麻依存の離脱症状

大麻依存の離脱症状は通常軽度で、症状は1~2週間ほど続きます

大麻依存の離脱症状には、以下のようなものがあります。

・不安感
・落ち着きの無さ
・イライラ
・食欲不振
・睡眠障害
・胃腸の不調
・寝汗
・震え

まとめ:大麻の依存性は比較的に低い


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大麻には依存性があります。これは否定できません。

しかし、アルコールやタバコと比べてその依存性は非常に低いものです

また、依存症になる割合もアルコールやタバコよりも低くなっており、仮に依存症になったとしても離脱症状は軽微で、期間も長くありません。

印象操作によって「大麻は一度始めたらなかなかやめることのできない危険な薬物だ」というイメージが広がっていますが、実際には大麻の依存性はそれほど高いものでないことははっきりと証明されています

 

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